アンチエイジングは歯の美しさから

フェイシャルマッサージやフェイスパックなど顔に対するアンチエイジング方法は多くの方が耳に

したことがあると思います。

表情が豊かになると人の印象は大きく変化します。

特に笑顔は大きな力を持っています。

笑顔が素敵な人は若々しくエネルギーに満ちた人だという印象を持ちます。

 

しかし、もし笑った時に歯が欠けていたり、銀歯や黄ばみ、黒ずみが目立ってしまったら折角笑顔

が素敵でもアレ? と思われてしまいます。

表情の美しさを維持するために歯のケアをすることは重要になってきます。

 

では歯のケアとはどういったことに気をつければいいのでしょうか?

主に歯が劣化する要因は4つあり、それぞれを並べていくと

1.むし歯・歯周病

2.間違った歯磨きの習慣

3.歯ぎしりや食いしばり

4.食べ物・飲み物の出す酸

これらに対する対処をしなければなりません。

 

むし歯や歯周病

むし歯や歯周病に罹っているのであればまず治療をしなければなりません。

これらは放置をしていると体に様々な悪影響を及ぼしますし、歯を次々と失う結末に陥る可能性

が高くなります。

治療は歯科医院でやってもらいます。

ただし、その後のケアをしっかりとしなければなりません。

常日頃のケアが足りないというなんらかの原因があったのでむし歯・歯周病に罹ったのですから、

例え治したとしてもその原因が解消されていなければまたむし歯になります。

そのために、歯ブラシだけでなくデンタルフロスや歯間ブラシを併用する必要があります。

また、それらを使って丁寧に歯を磨くだけでなく、定期検診で歯科医院に行く必要があります。

定期検診はむし歯があっても早めに治すこと、定期的に専門のクリーニングをすることが主な内容

です。

よく、むし歯じゃないのに定期的に歯科医院に行く意味がわかっていないので行かなくなってしま

う方がいらっしゃいます。

これが結局またむし歯・歯周病になって歯科医院に戻ってくる多くのケースです。

少なくとも1年間3~4回は通って、その中でむし歯・歯周病が進行していないのであれば定期検

診の回数を1年間に2~3回に減らし、それでも大丈夫だったら半年に1回通うようにするといいでし

ょう。最悪年1回のペースでも行かないよりマシです。自分がどのくらいケアができているか自分自

身では確認できないので歯科医院で検査しなければなりません。

 

間違った歯磨きの習慣

歯磨きをするにも、少なくない人が間違った磨き方、不必要な力を加えた磨き方をしています。

1回や2回ならば強く磨いても歯が削れることはありませんが、それが日常だと歯は磨耗して表面

のエナメル質が削れ、内部の象牙質が露出し黄ばんだ色が見えてきてしまいます。

磨き方に関して歯科医院で指導してもらうことが一番いいですが、ここで大事なのは無意識で強く

磨いてしまう場合です。

歯科医院でも指導されますが、もし無意識に力を込めてしまう癖がついていたら中々直りません。

この場合は歯ブラシの持ち方を2本の指で掴む形に変更するといいでしょう。

そうすればそこまで力は込められません。

力を入れなくても丁寧に磨くことで歯の汚れは落とすことができます。

磨き方が分からない場合は歯科医院で衛生士さんに是非指導していただきましょう。

 

歯ぎしりや食いしばり

歯ぎしりや食いしばりは歯にもの凄い圧力がかかっています。

成人男性なら1つの歯に150kg近い圧力がかかることもあります。

それだけの力が加わり続けると、当然歯が磨耗しますし、それだけでなく力が歯の根元まで伝わり

歯茎の後退を引き起こし根元の象牙質を露出させ歯周病などを発症する恐れさえあります。

また、歯茎の血流を阻害し血行不全などを引き起こすためそれが頭痛や肩のこりをひきおこす